2026年9月18日(金)、『南極料理人』や『横道世之介』など、数々の名作を世に送り出してきた沖田修一監督の長編映画デビュー20周年記念作品

『さとこはいつも』

が全国公開される。

監督自身が「何度も見返したくなるほど素敵なシーンばかり」と手応えを抱く本作は、年齢も環境も異なる3人の「さとこ」という女性たちが、自らの想いを書き始めることで人生を交差させていく、完全オリジナルの人間ドラマである。

メイン①

日常の「ズレ」を肯定する温かな毒

沖田監督の表現の原点は、高校時代に衝撃を受けた森田芳光監督の『家族ゲーム』にある。
それまでの映画を「別世界のもの」と感じていた監督にとって、自分たちの世界の延長線上にある可笑しさや違和感を描く手法は、その後のキャリアを決定づけた。

本作でも、プッと噴き出さずにいられないユニークな人間たちを温かな眼差しで捉えつつ、そこに「毒を一滴垂らしたニンマリ感」を練り込むという、沖田節が炸裂している。
過去作『おらおらでひとりいぐも』の孤独や『さかなのこ』の純粋さにも通じる、「自由で みっともなくて 愛おしい」人々への賛歌は、20年を経てより深みを増している。

メイン②
三者三様の「さとこ」が綴る、ままならない日々の決着

物語は、世代の違う3人の「さとこ」を軸に展開する。

中井聡子(姫野花春:15歳)
鼻炎持ちの中学3年生。
耳鼻科で遭遇した同級生の早瀬に恋をし、ネブライザーを吸いながら妄想を暴走させていく。

西田沙都子(有村架純:35歳)
映画配給会社勤務。
仕事のスランプと、泥沼化して6年目を迎えた不倫に迷走中。
突然刺されるという衝撃的な事態に直面する。

飯島里子(石田ひかり:55歳)
20年に及ぶお弁当作りを終え、病院での“ある出会い”をきっかけに、学生時代の夢だった小説家への想いを再燃させる。

彼女たちが「自分の物語」を書き始めたとき、メビウスの輪のように3人の人生が交差していく構造は、観る者に「人は誰でも一冊なら、自分の本が書ける」という勇気を与えてくれる。

沖田ワールドを彩る鉄壁のキャスト陣

本作を支えるのは、国民的俳優から期待の新星まで、個性が大爆発した豪華な面々だ。

有村様1S

主演の有村架純は働く女性のリアルをチャーミングに体現し、石田ひかりは夢に目覚める女性を可憐に演じる。

石田様1S

300人のオーディションから選ばれた姫野花春のコメディセンスは、沖田ワールドの新たな象徴といえる。

姫野様1S

そして、脇を固める共演者たちが物語に豊かな彩りを添えている。

姫野様×吉田様

聡子に影響を与える国語教師に吉田羊(寺尾千穂役)、沙都子の不倫相手にオダギリジョー(村本健吾役)、里子の夫役で33年ぶりの石田との共演を果たす筒井道隆(飯島重明役)。
さらに、聡子の父役の黒田大輔(中井圭吾役)、初恋の相手を演じる小川冬晴(早瀬勇役)、同級生役の泉有乃(かなぶん役)、大月美里果(嶋っちょ役)。
沙都子の新しい同僚役の青木柚(嶋雄介役)。
里子の人生に彩りを与えた書店員役の細田佳央太
加えて、宮部純子川瀬陽太島田桃依中井友望中村優子鳴海唯髙田万作古舘寛治といった「芝居功者」たちが集結。

沖田組常連の撮影・芦澤明子らと共に唯一無二の世界観を構築した。

石田様×筒井様

音楽:柴田聡子と折坂悠太による「言葉」の共鳴

本作の情緒を決定づけるのは、沖田監督が熱望した柴田聡子の音楽だ。
彼女は劇伴を担当し、まさに「4人目のさとこ」として物語を紡ぐ彼女たちの背中をそっと押す全19曲を完成させた。

主題歌「シミレ」では、折坂悠太と柴田の歌唱コラボレーションが実現。
折坂自身の提案によるこの楽曲は、「新世代の言葉の紡ぎ手」二人の優しさで、映画の余韻を深く包み込む。

細田様×小鳥

劇場で「自分の物語」に出会うために

『さとこはいつも』は、何かを始めようとするすべての人に贈られるエールである。
劇中に登場する世界的なスタジオ「ドワーフ」制作のコマ撮りアニメーションや、小説・韓流ドラマといった「劇中作品」へのこだわりも、スクリーンでこそ映える贅沢な仕掛けだ。

有村様×オダギリ様

なお、沖田監督による同名の本格書き下ろし小説も刊行されており、映画の脚本には書き切れなかった「さとこ」たちの細やかな息遣いを知ることができる。

カレンダーをめくるように、日々を懸命に生き、書かずにはいられない。
そんな「さとこ」たちの奮闘を劇場で見届けたとき、あなたもまた書き始めたくなるはず、自分だけの「物語」を――。

★本ビジュアルポスター
『さとこはいつも』

9月18日(金)
TOHOシネマズ 日比谷
ミッドランドスクエア シネマ  
伏見ミリオン座

ほか全国ロードショー

©2026「さとこはいつも」製作委員会

配給:ハピネットファントム・スタジオ

有村架純
石田ひかり  姫野花春
黒田大輔 宮部純子 泉有乃 大月美里果 小川冬晴
青木柚 川瀬陽太 島田桃依 中井友望 中村優子
細田佳央太 鳴海唯 髙田万作 古舘寛治
 吉田羊 オダギリジョー 筒井道隆


監督・脚本 沖田修一
音楽 柴田聡子 
主題歌 折坂悠太 「シミレ(feat.柴田聡子)」


製作幹事 アミューズクリエイティブスタジオ
配給 ハピネットファントム・スタジオ 制作プロダクション オフィス・シロウズ
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会

『さとこはいつも』公式サイト

https://happinet-phantom.com/satoko/